2015.06.18(thu)
ネパール報告-3
日常の業務もあり、翻訳に時間がかかって報告が遅くなっていますがこちらに貼っておきます。
ネパール→ドイツでまとめてメールが送られてくるのでどうしても間が開いてしまいます。
ネパールのニュースはテレビ、新聞でもほとんど聞かれなくなりました。
しかしながら私達は皆様に現在の情報を簡単にお伝えいたします。
建物の再建は皆様の協力により始まりました。その写真を来週中にはお送りいたします。
人々はトラウマになっており、彼らの家へ入る勇気がありません。
私たちの友達からのメールです。
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連絡がとても遅くなって本当にすみません。なぜなら私達は皆、精神的に苦しんでいて、
肉体的には次の地震へのとてつもない恐怖を毎日抱えています。次から次へと地震が続いています。
今日は大きな地震が起こってから28日です。4/28日に初めの地震が起こった後、5/12に繰り返すように2度目の大きな地震がありました。それにより1万人以上が死亡し、数千ものビルや家々が破壊され、国中の至る所に地すべりを引き起こしました。
タメルにある私たちの家には誰も戻りたくありません、なせなら多くの場所が損傷を受け、床や壁は割れて、そう、道は死んでいるかのように静まり返っています。
道の周りには誰もいなく、ほんの少しの人が道を歩いているだけです。今のところ、私たちは大丈夫ですが、精神的に掻き乱されています。
私達はまだ借りれる家を見つけられません。私達みんなでカトマンズの郊外に住んでいる義理の息子の家にまだ滞在しています。いったいいつまで?わかりません。
家や失った物の再建と日常を取り戻すために、私達にとてつもない強い精神力が必要です。
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さしあたっては、私たちはみなさんからの基金を91人のすべてのスタッフに配布しようと考えていて、私たちの学校のために使う予定はしていません。しかし、私たちの学校もまた修復が必要です。建物の壁は破壊され,
子供たちの教室には何か小屋のような物を作るべきかと考えています、なぜなら学生たちは建物の中で勉強をすることを恐れています。
彼らは建物の崩れ落ちる恐怖から解放されるためにテントが必要です。今まで皆様からの寄付金を村々の復興、家や学校の再建、人々への食糧の供給、種、動物の購入というプロジェクトに使ってきました。まだこれは十分でないことはわかっています。もしも私達がこんな粗末な支援ででも助けようとしなければ、どうやって続けていけばよいのでしょうか。
村々が再建しなかったら、人々はそこを去ることになり、安い賃金で違う国で働くことになるでしょう。そしてまた、人々は農業によって食べていくことは出来ないでしょう。ネパールの国全体が3メートル動いたと聞いてあなたは想像できますか?今カトマンズは1.5メートル高くなり、エベレストは低くなりました。大地がすぐに静かに落ち着き、人々がこれ以上怯えなくてすむように願っています、たとえ私達の仲間がそう思っていないとしても。
皆さん、ありがとうございます。そしてまず初めの再建の写真をできるだけ早くお届けします。
Yours,
Tudi Billo and Team
2015/05/28
※ご報告が遅くなりましたがネパール震災募金は、約1年後の今年5月で一旦閉め切らせて頂きました。集まった金額は33,267円。海外送金手数料はハチマクラで負担させて頂きました。皆さまのご協力大変感謝致します。2016/05/20
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